読め!!!

不定期でつらつらと綴ります

【広告】【PR】戦争広告代理店

皆さまお久しぶりです!

だいぶご無沙汰してしまっておりました><

 

年始から何故だか忙しい日々が続いており、

読書の時間もあまり取れていませんでした。。。

 

巷で噂の2時間で8時間分の睡眠が取れるというコレを

本気で買おうか悩んでいる今日このごろです。。。笑

皆さま効果は気になっていると思うので、買ったらレポートしますね!


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さて、久々に紹介する本はコチラです!

 

【タイトル】

戦争広告代理店 〜情報操作とボスニア戦争〜

 

【評価】

☆★★★★

 

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

 

 

何やらものものしいタイトルですね、、、w

この本は実際にボスニア戦争時の国家間のPR合戦を描いたノンフィクション・ドキュメンタリーです。

 

現代のボスニアは非常に美しく優雅な街で、お金と人と資材に恵まれた場所です。

しかしその一方、ボスニアと壮絶なPR合戦を演じたセルビアの街を覆う空気は「灰色」です。

闇の流通商品がこの国の根幹産業であり、国際社会から締め出され、見捨てられたままになっています。

 

なぜこれほどまでの差が生じてしまったのでしょう?

この現在に至るまでの経緯を実際に起こった出来事と、PR会社の暗躍とともに描いています。

 

内容をざっとまとめるとこんな感じです。

・1992年、バルカン半島で独立を果たしたばかりのボスニアは、セルビア人との戦争に巻き込まれそうになっていた。資源にも兵力にも乏しいボスニアには勝ち目がない状態であった。

 

・そこで、アメリカのPR会社ルーダー・フィン社のジム・ハーフに、国家戦略にも関わる範囲でPR戦略のコンサルティングを依頼した。

 

・ハーフは、実に色々な戦略でボスニアの国際的優位な状況を創り、一方で初期段階でPR企業を味方につけなかったセルビアは、徐々に立場が弱まり衰退し、しまいには国際社会から締め出されてしまう。

 

ざっとこんな感じです!

 

読んだ感想ですが、ハーフの考え、実行する戦略の数々が本当にエキサイティングで、

ずっと興奮しながら読める本だと思います。

それに実在する登場人物も、それぞれが役者でいい味出してます。

個人的には映画化して欲しい(出来る)ような作品だと思います!

 

通常は広告PR会社の仕事は、広告主にとってのお客様を動かすだけですが、

この本でのお客様は、国家・最高権威のマスメディア、しいては世界的な世論なのです。

 

当然、動かすものが大きければ大きいほど、それは難しくなります。

そのためにハーフは、「どのボタンを」、「どのタイミングで」、「どのように押すか」をものすごく繊細に大胆に実行しています。

 

ここまでのスケールの仕事に携わる人はほぼいないと思いますが笑、

戦略の立て方、ストーリーの魅せ方、周到すぎるほどの用意周到さ等々、勉強できる部分はたくさんありました。

 

「戦争広告代理店」の名前負けしない、読み応えのある本です!

キャッチコピーの本質もすごく深く描かれています。

「それは、まさにキャッチコピーの勝利だった。」という一文がめちゃくちゃしびれます。笑

 

広告PRの仕事に携わる方には特にオススメしますが、

普通ーに読み物として面白いと思います。

ぜひご一読どうぞ!

 

読め!!!

 

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

 

 

 

 

【IT】【マネジメント】How Google Works

皆さまこんばんは!

 

長かった正月連休の最終夜、いかがお過ごしでしょうか?

 

僕は年末年始のテーマとして、重たい本を読むことを決めておりました。

そこで今回ご紹介する「重たい本」はこちら!

 

【タイトル】

How Google Works

 

【評価】

☆★★★★

 

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

 

 

これまでもIT業界の大巨人Google社について、

外部の人間が書いた本はたくさーんありました。

 

しかしこの本は、過去にCEOを歴任したエリック・シュミット本人が

執筆に加わった本格本です!

 

本の中身も、これまでのGoogle本とは比べ物にならないぐらい濃密で、

Googleの企業文化がよ~く分かる一冊となっています。

 

内容としては、以下の6項目で記されています。

文化/戦略/人材/意思決定/コミュニケーション/イノベーション

 

けっこう分厚くて文字数も多く、重たい本ではあるのですが、

実例を引き合いに出しながらのエキサイティングな場面も多く、

夢中になって読めてしまいました。

アメリカ特有のジョークもたびたび登場して面白いです。笑

 

本書から少しだけ抜粋して、内容をご紹介します。

 

・IT時代は「スマートクリエイティブ」がカギを握る

本書の中では、優秀なグーグラー(あるいは次世代型の知的労働者)を「スマートクリエイティブ」と表現しています。

曖昧な表現ではありますが、以下のような定義付けをされています。

「高度な専門知識を持っており、経験値も高い。分析力・ビジネス感覚に優れ、競争心も旺盛だ。ユーザーのこともよく分かっており、自発的で細かい点まで注意が行き届く。」

 

Google社では、このようなスマートクリエイティブ達に自由に働ける環境さえ用意すれば、窮屈なマネジメントなどしなくとも最高のサービス・プロダクトを作ってくれる、という考えがあり、実際にそのように実践しています。

 

同社のサービスの常識を超える発想・かゆいところに手が届くUXはこんな環境から生まれているのですね。

 

・人材には最大限の投資を!

このようなGoogle社だからこそ、人材には最大限の投資を行っています。

難題な採用面接でも有名ですが、下記のような採用基準で人材を選んでいます。

・リーダーシップ

・職務に関する知識

・全般的な認知能力

・グーグラーらしさ

 

そして前提として、「自分より優秀で博識な人物を採用せよ。学ぶもののない、あるいは手強いと感じない人物は採用してはならない」という鉄の掟があります。

 

採用に関するお話もかなり詳細に書かれているので、

関心のある人はぜひ一読をオススメします!

 

・徹底的にユーザーファースト!

Google社では、意思決定に迷った際はユーザーを見ろ!との暗黙の了解があるようです。

 

例えば、検索サービスについて、ある社員がユーザーの使い勝手を向上させるアイデアを思きました。

しかし、それを適用してしまうと同社広告サービスでの収益に明らかに悪い影響が出てしまう。(同社の圧倒的な収益源は広告収入です。)

この場合、収益悪化が事前に分かっていても、ユーザーを選ぶのだそうです。

(このおかげで実際に収益減があったとのことです。笑)

 

絶対的な考え方として、

ユーザーがついてくれば、最終的には収益化の方法が見つかるという考えが染み付いているとのことです。

 

Googleのサービスの使い勝手の良さは、このような考えからきているのですね。

 

 

他にも紹介したい考え方・事例はたくさんあるのですが、

ネタバレはこのぐらいにしておきます!

 

同社のスマートクリエイティブ達が、今後どのようなサービスを世に出し、

どのような体験をさせてくれるのか、楽しみでなりませんね!

 

読め!

 

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

 

 

 

 

【番外編】良い本との出会い方

皆さま

あけましておめでとうございます。

 

正月は読書にぴったりな時期ですよねー!

かの吉田松陰も正月は余計なことしないで本を読め!って言ってただけあります。

 

新年1発目のブログ更新は「番外編」ということで、

個人的な「良い本との出会い方」について綴りたいと思います!

 

今ちまたには本当〜にたくさんの本が出回っています。

たかだか1冊とは言っても、自分の財布から投資する以上、ハズし本はつかみたくないですよね。。。

そこで今回は、自分が実践している良い本の見つけ方を紹介したいと思います。

 

自分が本を買う時のパターンはいろいろありますが、1番多いのは、

自分が絶対的に信頼できる人物がレコメンドしてる本を買うパターンです。

 

しかし、自分の身の回りだけで探すと、

そもそも、そこまで本を読んでいる人自体がいないのではないでしょうか?

 

そこでどうするか?

幸いにも現代には著名な方々が自分の意見を惜しげなく垂れ流してくれるツールがあります。

そう、Twitterです!

 

僕の場合、プライベートの知り合い以外にも、

有名無名問わず、自分と感性が合いそうな人をフォローして、

そこから良い本の情報を取得しています。

 

ご参考までにですが、僕が個人的におすすめのアカウントを紹介します。

 

1.LINE執行役員 田端信太郎氏 (@tabbata)

言わずと知れた有名人。

NTTデータライブドアを経て、現在LINEの執行役員をされている方です。

この方、ビジネス上での実績もさることながら、非常に読書家です!

(自分のことをメディア野郎って言ってるだけあります)

 

そんな田端氏がまとめたおすすめ本ランキングがあるのですが、

どれも本格的なものばかりで、非常に面白い本が多かったです。

 

「本を読むほど時間が生まれる?GWに読むべきビジネス書」

Top20-10 http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50680832.html

Top10-1  http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50680833.html

 

ちなみにこの田端氏、

頻繁にネット上に落ちてる面白いものを拾ってきてシェアしてくれるので、

本のキュレーターとして以外にもフォローしてると面白いです。笑

 

2.謎の元外銀マン 龍太氏 (@DragonLimit)

この方は、詳細なプロフィールは不明ですが、

外資投資銀行を歴任されているかなりビシバシでイケイケな方です。

 

龍太氏が紹介する本は、ビジネス本から学術本まで様々な分野にわたりますが、

いずれも「本物感」を醸し出すものばかりです。

最近では、氏の幅広く深い知識を駆使してKindle版限定ですが出版もされています。

 

また、この方も本の紹介だけではなく、

非常に示唆に富んだトゥイートを日々日々つぶやいてくれているので、

好きな人は大好きになるアカウントだと思います!

 

 

以上2名をご紹介させていただきましたが、

もちろんこのブログでも良本を独自の切り口で紹介していきますので、

今後ともよろしくお願いいたします!

 

読め!!

 

【IT】ITビジネスの原理

どうも皆さまこんばんは!

2014年も本日でおしまいですねーーー。

 

おそらく今年最後のブログ更新になると思いますが、皆さま良いお年を!

来年も引き続きよろしくお願いいたします。

 

本日の紹介本はこちら!

 

【タイトル】

ITビジネスの原理

 

【評価】

☆☆★★★

 

ITビジネスの原理

ITビジネスの原理

 

 

タイトルでビビっときて買った本ですが、

かなり腹落ちな内容を含んだ本でしたので、ご紹介します。

※IT以外のビジネスに関わる方でも読んで損はない内容だと思います。

 

著者の尾原さんは、マッキンゼーからキャリアを始め、

ドコモiモード事業立ち上げに関わったり、リクルートに2度入社したり、

Googleから楽天に入社したり、とかなり異色のキャリアをお持ちの方です。

 

この本の中で、特に共感し参考になった部分を抜粋していきます。

 

・従来型ビジネスは、「場所による価値の違い」によって成立していた

ビジネスで何よりも大事なのは、利益=売上と仕入れ値の差額です。

ですので、安く仕入れたモノを高く売ることが重要なわけです。

 

さて、そのためにはどうしたらいいか?

それは、「場所による価値の違いを正しく認識すること」です。

ある場所ではタダ同然のものが、遠く離れたある場所では貴重品として扱われることもあるのです。

(著者は、大航海時代の香辛料貿易を例として挙げています。)

このことを認識してビジネスに落とし込めば、利益を生めていたのが、

インターネット浸透以前の世界です。

 

しかし、インターネットの普及によって、この情報ギャップはほぼ0に等しくなってしまいました。

そのおかげで成り立たなくなってしまったモデルは多数あります。

 

・インターネットの得意技は、点在する情報を一箇所に集めること

インターネット時代のビジネスでは、価値がモノから情報に置き換わっています。

そして散らばった情報を集めて見やすくすることはインターネットの得意技です。

これが現在のITビジネスの基本になっています。

(例)Googleの各種サービス、転職サイト、グルメサイト

 

もちろん情報を整理するだけではお金にならないので、

情報を出したい企業と、情報がほしいユーザーのマッチングが必要不可欠です。

現在のITビジネスは、様々な形はあれど、情報を核にしたマッチングが中心となっています。

 

・純粋想起をとったもん勝ち

なぜインターネットの世界でGoogleは勝者になったのか?

その理由が、「純粋想起」にあります。

 

ユーザーは色々な目的を持って、インターネットを使います。

例えば、「検索がしたい」という目的。

検索がしたいときにユーザーの頭に浮かぶのは、現時点では間違いなくGoogleが真っ先にあがるでしょう。

他にも買い物=楽天Amazon、オークション=ヤフオクなどが挙げられます。

 

ITビジネスでは、ユーザーをプラットフォームに集めたもん勝ちですので、

このポジションを勝ち取ることが、スケールのための必須条件としています。

 

・日本ではハイコンテクストなコミュニケーションが発達している

「ハイコンテクスト」という言葉の意味から説明しましょう。

意味を調べると、「ある文脈の抽象度が比較的高いこと」とあります。

簡単に言うと、「あうんの呼吸」が通用することという意味合いになります。

 

生活の中であまり意識する人は少ないかもしれませんが、

日本では、このハイコンテクストなコミュニケーションが非常に発達しています。

 

LINEのスタンプを例に出しますが、

テキストを打たずとも、スタンプだけで相手がどんな状況か想像出来たり、会話が成り立つことってありますよね?

 

日本語自体にもあいまいな表現って多いと思うのですが、

それは、あくまでの日本人同士の共通認識の土台が強く、幅が広いために成り立つことです。

 

著者は、今後のインターネットをより便利に、豊かに発展させていくためには、

この「ハイコンテクスト」が一つのキーワードになると記しております。

 

とまあ、長々と書かせていただきましたが、

特にITのビジネスに関わっている方であれば、読んで損はない内容だと思います!

 

それでは、皆さま良いお年を!

 

読め!

 

ITビジネスの原理

ITビジネスの原理

 

 

 

【IT】【資格】WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト第5版

どうも皆さまお久しぶりです!

年末年始をいかがお過ごしでしょうか?

 

私は忘年会前のカフェにて久々にゆっくりな時間を過ごしています。

この年末は、実家でなまけながらブログ更新していくつもりなので、

どうぞよろしくお願いいたします!

 

さて、本日紹介する本はコチラ!

 

【タイトル】

WACA初級ウェブ解析士

認定試験公式テキスト第5版

 

【評価】

☆☆☆☆☆ 

 

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト第6版

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト第6版

 

  

今回は資格の公認テキストなので、評価はあえてしてません。w

 

皆さま「ウェブ解析士」という資格をご存知でしょうか?

まだまだまだまだマイナーな資格ですが、

簡単に言うと、自社のウェブサイト等のアクセス解析を行うための知識をつけよう!

という内容のものです。

 

ウェブサイトの構成の部分からデジタルマーケティング的な領域まで、

全体的な概念を学ぶことが出来ます。

 

私としてはなんとなーくの思いでこの資格を取得したのですが、

結果的に勉強してみて良かったと思ってます。

 

個人的には、

この分野の専門スキルは今後必ず重要視されると思っています。

 

最近、赤坂の大手広告屋は社員研修の一環で、ウェブ解析士を受けさせてますね。

汐留の広告屋さんも、データドリブン型のマーケティングへシフトする動きが見られます。

 

特に広告業界を 目指す学生さんなどにはオススメします!

就職面接では、このウェブ解析士の資格を引っさげて、

「データサイエンティストになりたいです!」って言い切って下さい。笑

※間違ってもコピーライターになりたいなんて言っちゃいけません。

 

まあ私が受けたのは「初級ウェブ解析士」の資格で、

薄く広く概念的な分野が多く、正直楽勝でした。笑

 

次のレベルの試験としては、「上級ウェブ解析士」があるので、

来年の早いうちに挑戦してみたいと思っています。

Google Analyticsも使いこなさなければいけないので難しいそうですが、、)

 

そのために、実はこのブログにもアクセス解析のタグを仕込んで、

訪問者様のことを解析しております。

まだまだPV数はまったく伸びておりませんが。。。泣

 

今回は本の紹介ではなく、資格の紹介になってしましましたね。。。

 

こんな感じで今日は締めます!

 

読め!

 

 

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト第6版

WACA初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト第6版

 

 

 

 

【小説】海賊と呼ばれた男

どうも皆さまこんばんは。

土曜の夜をいかがお過ごしでしょうか?

 

僕は今週でたまった仕事を終わらせ、

華の土曜の夜にカフェでPCカタカタやっています。。。泣

 

僕はここ何年か小説はほとんど読んでいなくて、

このブログでもほぼ小説は紹介するつもりないのですが、

今日はどうしても紹介したかった小説をご紹介します!

 

【タイトル】

海賊と呼ばれた男

 

【評価】

☆★★★★

 

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

もともと各方面でかなり話題になっていて、

ちょうど会社の先輩が貸してくれたので、読んでみたのですが、、、

暑苦しいほど熱い非常に読み応えのある作品でした。

 

今や押しも押されぬ石油界の巨人である出光興産と、

その創業者 出光佐三の一生を描いた自伝小説です。

(作品中では出光=国岡商店、出光佐三=国岡鐵造という名前で登場します)

 

小説調ではありますが、物語の大筋はすべてノンフィクションです。

(国岡商店の成長のストーリーがドラマチックすぎて疑いたくなりますがw、

すべて実話です。)

 

なんと言ってもこの本の魅力は、主人公鐵造の生き様、

そして、それを取り巻く様々な関係者の人間模様だと思います。

 

熱すぎるほどの人間ドラマに叫びたくなったり、

泣いてしまったシーンも多々ありました。(細切れに来るので注意!)

 

作中にて、鐵造はいわゆる綺麗事を真っ向から貫いて、本気で勝負して、

数々の困難すぎるほどの逆境を乗り切っていきます。

 

巨大な既得権益と真っ向から戦うと、もちろん強力な敵がたびたび現れます。

しかし、そのたびに国岡商店は諦めず、知恵を絞り、身体を動かし、

そしてその姿に感化された関係者が助けてくれるというシーンが多く登場します。

 

技術革新の進んだ現代だからこそ、「人間力」を大事にしたい、というのが感想です。

ぜひ生前の鐵造さん(出光佐三さん)と会ってみたかった!

 

自分の仕事の意義が分からなくなっている人、

仕事にモチベーションがわかないなーって人、

最近熱くなる思いをしてないなーって人、

ぜひ正月の空き時間で読んでみてはいかがでしょうか?

 

われわれ現代人が忘れかけてしまった何かが見つかるかもしれませんよ。

 

読め!!

 

 

P.S.

ちょうど今日、出光興産がシェルを買収するとのニュースが出ていましたね。

鐵造が残した「海賊」のイズムは今も継承されているのかもしれません!

 

 

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

 

 

 

 

 

 

【営業】口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件

みなさま今週もお疲れ様でした!

 

12月はあっという間ですねーーー。。。

もうすぐ年末!がんばっていきましょう!

 

今夜紹介する本はコチラ!

 

■タイトル

口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け

半年後に1億の契約をとった件

 

■評価

☆☆☆★★

 

口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件

口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件

 

 

いやーーーーータイトルが長い!笑

 

この本、発売前からTwitter上で面白おかしく宣伝されてて、

勢いで予約ポチっとしちゃいました。

 

読む前はビジネス的な要素も含まれた本かな~と憶測していたのですが、

実際はほっとんどナンパの話です。w

200ページ以上ある中で、1億の契約取るくだりは10ページくらいです。w

 

いろんな女の子のケースに合わせて、

主人公のなべおつ君がひたすらいろいろな切り口でナンパしていくお話です。

 

でもしかし、マインドセットだったりって部分は結構的を得ていたりして、

コミュニケーションの勉強にはなるかもしれませんね。

 

そして、会話のオープナー等は具体的な事例で分かりやすく解説されているので、

ナンパ術を身に付けたい方はぜひ読んでみてもいいかもしれません。笑

 

読め!

 

 

口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件

口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件

 

 

 

 

 

 

【仕事術】武器としての交渉思考

どうもこんばんは。ただいま帰宅しましたー。

いやーー営業部の12月は戦争ですねぇぇ。。。

 

そんな月曜からお疲れな夜に紹介する本はこちら。

 

■タイトル

武器としての交渉思考

 

■評価

★★★★★

 

 

武器としての交渉思考 (星海社新書)

武器としての交渉思考 (星海社新書)

 

 

いやー出ましたね星5つ!

これは僕が数々読んできた中でも神本の1つだと思っています。

 

(言わずと知れた?)

マッキンゼー瀧本氏の「武器としての〜」シリーズの中でも傑作だと思います。

 

この本に関しては、手放しに「つべこべ言わずに読め!」と言いたいのですが笑、

特に誰にでも役立つ部分をちょこっとだけ紹介します。

 

・「ロマン」と「ソロバン」

ここで言うロマンとは、胸を熱くするような夢やビジョンのことです。

ストーリーとも言い換えられるかもしれませんね。

発端としての熱くなるような夢やビジョンがなければ、誰も動いてはくれません。。

「はじめにロマンありきであれ」ということですね。

 

一方で、「ソロバン」とはなんでしょう?

それは「ロマン」を達成するための手間や労力・時間や金銭のことです。

その中で特に重要になるのが「お金」です!

ベンチャー起業家が賢い投資家向けにどれだけわくわくするビジョンを説いても、

足元の収益計算、採算性が説明出来なければ、出資なんてしてくれませんよね。。

 

この大きなビジョン(ロマン)と、

それを実現させるためのコスト計算(ソロバン)を

両立させることが非常に重要なのです!

「すべての現実の変革には、ロマンとソロバンの両立が必要である!」

 

・「バトナ」は最強の武器

バトナって言葉にピンときたあなたは偉い!

 

「Best Alternative to a Negotiated Agreement」の略で、BATNAだそうです。

直訳すると、「相手の提案に合意する以外の選択肢のなかで、最も良いもの」

 

???って感じかと思いますが、要するには、

「事前に強力な次善策を用意し、上手に使いましょう」ってことかと思います。

 

例えば、「使わなくなったPCを売る」というシーンを想像してください。

まずはじめにA店に行ったところ、8万円との値付けをされました。

(この時点では、バトナが存在しません。)

 

次にB店に行ったところ、9万円との値付けをされました。

(この時点でのバトナは、A店に8万円で売ることです。)

 

最後に9万円以上の条件をつけて、ネットオークションにかけたところ、

10万円で買うというCさんが現れて、無事高値で売却できました。

(この時点でのバトナは、B店に9万円で売ることです。)

 

皆さま気づかれたと思いますが、これは選択肢を多く持てば持つほど、

バトナは強くなり、最後にはバトナを上手く使って高値売りに成功した例です。

 

最初A店に行った時にはバトナが全くない状態でしたので、

もしA店に売る以外の選択肢が見つからなければ、

泣く泣く8万円でPCを売っていたことでしょう。

 

この例のように、準備段階で強力な次善の策を持っていればいるほど、

実際の交渉の場でも優位な立場で物事を進めることが可能です。

※逆を言うと、他の選択肢なしで交渉事に臨むのは、基本負け戦です!

 

紹介はこのぐらいにしておきますが、

このようなエッセンスが驚くほど濃厚に詰まった良本です!

 

社会において「交渉」という試合は、形は様々なれどいたるところで行われています。

これは社会の中でちょっと賢く戦っていくための大人の教科書だと思います。

 

読め!

 

 

武器としての交渉思考 (星海社新書)

武器としての交渉思考 (星海社新書)

 

 

 

【仕事術】ハーバード流宴会術

どうもこんばんは。

 

ブログ開設初日ですので、景気良くもう1冊紹介します。

決して暇を持て余しているわけではないのであしからず。笑

 

■タイトル

ハーバード流宴会術

 

■評価

☆☆★★★

 

ハーバード流宴会術

ハーバード流宴会術

 

 

 僕も現在巷に溢れかえる「ハーバード流〜」、「スタンフォード流〜」

といった本の数々に辟易して苦笑いしている一人ではありますがw、

この本は「宴会術」という面白い切り口だったので買ってしまいました。

(ちなみに僕は宴会もお酒も大好きです!)

 

おそらく皆さんの会社でも、「宴会の仕切りスキル」は代々の先輩から、

「なんとなく」受け継がれてきているのではないでしょうか?

本書はそういった、今まで「暗黙知」であった宴会の仕切りのスキルを体系立てて書かれた最初の本ではないかと思います。

※著者は宴会のお盛んな三◯商事出身ですので、内容もかなりレベル高いです。

 

著者はハーバードビジネススクールに通った経験をもとにこの本を書いています。

ハーバードの超絶リア充生徒達はスポーツ・勉強が出来るだけではなく、

数々のちゃらちゃらしたパーティーを経て宴会スキルまで上げているそうです。。。

 

内容としては、読者が宴会幹事になった前提で、

具体的な店決め・宴会の場での立ち振舞い・一発芸といった宴会スキルを

順を追って書いているのですが、

その中でもなるほどなーーーと思ったものを紹介します。

 

・宴会キーパーソンを押さえろ!

「この人がいると場が盛り上がる」・「この人がいないとどこか味気ない」

そんな人には事前に根回しして日程を押さえましょう!

"自分の戦いやすい環境は自分で作れ"、ビジネスの場でも大事なことですね。

 

・宴会芸は「単純明快・どっかん・バカだなあ」

宴会における良い一発芸の条件は、上記の3要素を満たしているべきとのことです。

人は誰もが「お馬鹿なもの」を見た後は、誰かとそのバカさ加減を分かち合いたくなるものです。

「バカだなあ」とのリアクションを取れる芸は、宴会芸としては最高なのだそうです。

 

・「一緒にいて楽しい人」は語尾を必ず笑いで締める。

これは説明なしでも分かりますね。

宴会でもそうですが、これもビジネスの場でこそ活きてくるかなと。

僕も普段営業活動をしている中で、世間話のパートではだいたい笑ってます。w

 

このように、基本的に宴会について書きながら、

ビジネスの場でも通ずるものが多く、

意外と?実用的なビジネス本だったと思います。

 

新入社員・これから社会に出る内定者にこそ読んで欲しいと思います。

ほぼ100%、宴会幹事は新人サラリーマンの最初の大仕事になるので。笑

 

読め!

 

ハーバード流宴会術

ハーバード流宴会術

 

 

 

【広告】【コピー】ここらで広告コピーの本当の話をします。

どうもこんばんは!

 

サザエさん症候群にあてられてる日曜の夜に、記念すべき1冊目の紹介をします。

 

わりと最近に読んだ本です。

 

■タイトル

「ここらで広告コピーの本当の話をします。」

〜コピー1本で100万円請求するための教科書〜

 

■評価

★★★★☆

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。

ここらで広告コピーの本当の話をします。

 

 

あなたは、テレビ・電車の中吊り・駅構内などにある広告コピーの一文を見て、

心が掴まれて凝視してしまった、という経験ありますか?

 

広告・コピーライター等に興味のある人にはビシビシくる内容ではないかと。。。

僕も就職活動時は、内定した某広告代理店と悩みに悩んでIT社畜になったので笑、

非常に感銘を受ける内容でした。

 

この本の裏タイトルは、

コピー1本で100万円請求するための教科書」とあります。

たった一文の言葉だけで勝負しているコピーライターのプロ意識を感じます。

(※実際に1本で100万円請求するのは至難のワザだそうですが。。。)

 

なんといっても文中に登場する、「言葉の定義付け」が秀逸で、腹落ちする内容だったので、

何点か紹介しておきます。

 

1.そもそも広告の役割とは?

→モノとヒトとの新しい関係を創ること。

 

2.広告コピーとは?

→モノとヒトとの新しい関係に気づかせてあげる言葉。

 

3.ブランドとは?

→(その人にとっての)気持ちのいい記憶。

 

特にこの3の「ブランド=気持ちのいい記憶」にはハッとさせられました。

 

この意味合いでいくと、僕にとってのブランドの一つはMac Book Airです。

僕には、数年前のスタバでMac Book Airをカタカタしていると、

まわりのお客さんからクールな印象に見られる、という気持ちのいい記憶があります。

 

今となっては意識高い象徴グッズのようになってしまいましたが、、、泣

このような経験もあって、僕はAppleおよびMac Book Airに強いブランドを感じています。

 

「コトバが持つ力」をあらためて実感できる本です。

本書は広告関係の方にだけではなく、幅広い人におすすめできます。

 

読め!

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。

ここらで広告コピーの本当の話をします。