読め!!!

不定期でつらつらと綴ります

【小説】海賊と呼ばれた男

どうも皆さまこんばんは。

土曜の夜をいかがお過ごしでしょうか?

 

僕は今週でたまった仕事を終わらせ、

華の土曜の夜にカフェでPCカタカタやっています。。。泣

 

僕はここ何年か小説はほとんど読んでいなくて、

このブログでもほぼ小説は紹介するつもりないのですが、

今日はどうしても紹介したかった小説をご紹介します!

 

【タイトル】

海賊と呼ばれた男

 

【評価】

☆★★★★

 

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

もともと各方面でかなり話題になっていて、

ちょうど会社の先輩が貸してくれたので、読んでみたのですが、、、

暑苦しいほど熱い非常に読み応えのある作品でした。

 

今や押しも押されぬ石油界の巨人である出光興産と、

その創業者 出光佐三の一生を描いた自伝小説です。

(作品中では出光=国岡商店、出光佐三=国岡鐵造という名前で登場します)

 

小説調ではありますが、物語の大筋はすべてノンフィクションです。

(国岡商店の成長のストーリーがドラマチックすぎて疑いたくなりますがw、

すべて実話です。)

 

なんと言ってもこの本の魅力は、主人公鐵造の生き様、

そして、それを取り巻く様々な関係者の人間模様だと思います。

 

熱すぎるほどの人間ドラマに叫びたくなったり、

泣いてしまったシーンも多々ありました。(細切れに来るので注意!)

 

作中にて、鐵造はいわゆる綺麗事を真っ向から貫いて、本気で勝負して、

数々の困難すぎるほどの逆境を乗り切っていきます。

 

巨大な既得権益と真っ向から戦うと、もちろん強力な敵がたびたび現れます。

しかし、そのたびに国岡商店は諦めず、知恵を絞り、身体を動かし、

そしてその姿に感化された関係者が助けてくれるというシーンが多く登場します。

 

技術革新の進んだ現代だからこそ、「人間力」を大事にしたい、というのが感想です。

ぜひ生前の鐵造さん(出光佐三さん)と会ってみたかった!

 

自分の仕事の意義が分からなくなっている人、

仕事にモチベーションがわかないなーって人、

最近熱くなる思いをしてないなーって人、

ぜひ正月の空き時間で読んでみてはいかがでしょうか?

 

われわれ現代人が忘れかけてしまった何かが見つかるかもしれませんよ。

 

読め!!

 

 

P.S.

ちょうど今日、出光興産がシェルを買収するとのニュースが出ていましたね。

鐵造が残した「海賊」のイズムは今も継承されているのかもしれません!

 

 

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)