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【経営】【小説】V字回復の経営

皆さまこんばんはー!

なんとか2日連続での更新です。

 

なんとか仕事も片付いたので、今週はいい感じに月曜を迎えられそうです、、汗

 

さて、本日ご紹介する本はコチラ!

 

【タイトル】

V字回復の経営

〜2年で会社を変えられますか〜

 

【評価】

☆★★★★

 

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

 

 

この本、LINE執行役員田端さんもベタ褒め大絶賛の本です。

はてなブックマーク - TABLOG:ダメ会社の不振事業によく見られる50の症状 @V字回復の経営【書評】 - livedoor Blog(ブログ)

 

この本の著者、三枝匡氏は実際に経営コンサルタントとして、

赤字企業の再編に長く携わってきた方です。

その経験の中から、実際にあったケースをもとに、小説風にV字回復までの道のりを描いています。

(ちなみにこの本のモデルはコマツグループと言われています。)

小松製作所HP http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/profile/

 

10年以上赤字拡大が続く、同社のとある事業部に、改革者としての主人公黒岩が降り立ち、

キーマンを巻き込みながら、緻密に大胆に改革を実行していく物語は、

物凄くドラマチックで、飽きずに最後まで読むことができました。

 

改革のための戦略を緻密に考え、力強く実行していく様子は勉強になりました。

さすがコンサルタントの三枝さんだけあって、読み進めながら要所要所で経営視点を勉強できる本になってます。

 

「V字回復」って簡単に言っても、相当難しいことなのだなと思います。

僕の会社もある赤字企業を買収後、見事にV字回復させてましたが、きっと壮絶なテコ入れがあったんだろうと想像してしまいました。。。

 

少しだけ内容から大事なことを抜粋して書きます。

 

■商売の基本サイクル:創って、作って、売る

ここで言う「創る」は開発、「作る」は生産、「売る」は営業を表しています。

 

市場に問題がないのに商売が不調な時は、この簡単な原則を見なおしてみましょう。

特に、開発・生産・営業の境目に距離があったり、矛盾があったりといったパターンが多いそうです。

このサイクルをスピード感を持って回すことが顧客満足度に繋がる、と。

簡単な原理なので、自分も頭の中のフレームワークの1つとして引き出しに入れておきます!

 

■改革で最も大事なのは、「マインド・行動」

いかに立派なプランを考案したところで、現場レベルにそれを落とし込み、

社員がモチベーションを持って動き出さなければ、改革は絶対に上手くいきません。

 

この本の中で、社員の「マインド・行動」を束にするには、以下2点が不可欠と述べています。

1.明確な『戦略』が示されること

2.社員が迷いなく走れるよう、シンプルなビジネスプロセスを組むこと

 

これも本当にシンプルながら納得の理論だと思います。

戦うための武器もなく、目的もなく前も見えない状態では、勝てないですよね。。

 

■危険な吊り橋は、逃げれば逃げるほど中途半端な結果に

会社の経営戦略の改革は非常に危険な吊り橋です。

失敗したら組織がゆらぎ、社員の心は離れ、さらに言えば赤字拡大で事業撤退もありえる。

 

経営改革以外にも、危険な吊り橋と言えるシーンはビジネスシーンでたまに遭遇するかと思います。

そんな時、「逃げれば逃げるほど中途半端な結果に」なってしまうのです。

 

危なそうな道でも、腹を括ったら向こう岸まで走りきらなきゃいけないのですね。。。

これも改めて心に刻もうと思います、、、笑

 

 

このように小説調ながら、濃〜い経営のエッセンスを学べる本だと思います。

単純に明日から働くためのモチベーションアップにもなります。

 

ぜひご一読を!

 

ちなみにこの三枝さん、他にも小説調で自身の経験に基づくビジネス本書いてます。

この下の2冊も面白い本だったので、おいおい紹介しますねー!

 

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
 

 

 

それでは皆さま明日からも頑張りましょうーーー!

 

 

読め!!!

 

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)