読め!!!

不定期でつらつらと綴ります

【広告】【PR】戦争広告代理店

皆さまお久しぶりです!

だいぶご無沙汰してしまっておりました><

 

年始から何故だか忙しい日々が続いており、

読書の時間もあまり取れていませんでした。。。

 

巷で噂の2時間で8時間分の睡眠が取れるというコレを

本気で買おうか悩んでいる今日このごろです。。。笑

皆さま効果は気になっていると思うので、買ったらレポートしますね!


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さて、久々に紹介する本はコチラです!

 

【タイトル】

戦争広告代理店 〜情報操作とボスニア戦争〜

 

【評価】

☆★★★★

 

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

 

 

何やらものものしいタイトルですね、、、w

この本は実際にボスニア戦争時の国家間のPR合戦を描いたノンフィクション・ドキュメンタリーです。

 

現代のボスニアは非常に美しく優雅な街で、お金と人と資材に恵まれた場所です。

しかしその一方、ボスニアと壮絶なPR合戦を演じたセルビアの街を覆う空気は「灰色」です。

闇の流通商品がこの国の根幹産業であり、国際社会から締め出され、見捨てられたままになっています。

 

なぜこれほどまでの差が生じてしまったのでしょう?

この現在に至るまでの経緯を実際に起こった出来事と、PR会社の暗躍とともに描いています。

 

内容をざっとまとめるとこんな感じです。

・1992年、バルカン半島で独立を果たしたばかりのボスニアは、セルビア人との戦争に巻き込まれそうになっていた。資源にも兵力にも乏しいボスニアには勝ち目がない状態であった。

 

・そこで、アメリカのPR会社ルーダー・フィン社のジム・ハーフに、国家戦略にも関わる範囲でPR戦略のコンサルティングを依頼した。

 

・ハーフは、実に色々な戦略でボスニアの国際的優位な状況を創り、一方で初期段階でPR企業を味方につけなかったセルビアは、徐々に立場が弱まり衰退し、しまいには国際社会から締め出されてしまう。

 

ざっとこんな感じです!

 

読んだ感想ですが、ハーフの考え、実行する戦略の数々が本当にエキサイティングで、

ずっと興奮しながら読める本だと思います。

それに実在する登場人物も、それぞれが役者でいい味出してます。

個人的には映画化して欲しい(出来る)ような作品だと思います!

 

通常は広告PR会社の仕事は、広告主にとってのお客様を動かすだけですが、

この本でのお客様は、国家・最高権威のマスメディア、しいては世界的な世論なのです。

 

当然、動かすものが大きければ大きいほど、それは難しくなります。

そのためにハーフは、「どのボタンを」、「どのタイミングで」、「どのように押すか」をものすごく繊細に大胆に実行しています。

 

ここまでのスケールの仕事に携わる人はほぼいないと思いますが笑、

戦略の立て方、ストーリーの魅せ方、周到すぎるほどの用意周到さ等々、勉強できる部分はたくさんありました。

 

「戦争広告代理店」の名前負けしない、読み応えのある本です!

キャッチコピーの本質もすごく深く描かれています。

「それは、まさにキャッチコピーの勝利だった。」という一文がめちゃくちゃしびれます。笑

 

広告PRの仕事に携わる方には特にオススメしますが、

普通ーに読み物として面白いと思います。

ぜひご一読どうぞ!

 

読め!!!

 

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)